kmzwのブログ

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サンワサプライ MA-TB38

パソコンのインターフェイスが大好きです.キーボードやマウスは新製品が出るとつい試したくなってしまう性分だったりします.キーボードはほぼRealforce一択の状態になってますが,マウスは未だにころころ変えてます.
で,その性分がうずいて,ついトラックボールを買ってしまいました.トラックボールは製品数が少ないこともあってそんなに試したことはありません.覚えている範囲では,
LOGICOOL トラックマン トラックボール マーブル TM-150→ MS Trackball Explore(もう売ってない!?) →ケンジントン 【正規品・5年保証付き 】 ExpertMouse(OpticalBlack)(USB/PS2) 64325
といったところでしょうか.ロジテックの前には非光学式のを使っていましたがもう覚えてません.


さて,このMA-TB38.大玉のトラックボールとしては破格の7000円未満で入手できます.現役のケンジントン ExpertMouseは13000円ぐらいします.
その使い心地ですが,球の大きさは55m 55cm 55mmでExpertMouseとまったく同じです.試しに入れ替えてみたらぴったりはまります.
球の回り具合は,使いはじめであることを考慮してもやや重い感じです.
ボタンは押しにくいです.ボタンに左右の傾斜が付いていないので自然に指を動かしてクリックしようとすると違和感があります.クリックは多少重いですが,私はこれくらいが良いです.軽すぎると押しちゃうから・・・
一番気になっていた真ん中のスクロールは意外と使いやすいです.親指を内側に曲げてくるくる回し,押すときはチルトホイールのように左から右に倒す,と言う感じで慣れるといい感じです.ただし,このホイールは右から左に倒すようには押せません.左右対称に見えて左利きの人は使いにくいと思います.
で,トラックボールで重要な球の操作性?(スーッと動いてピタッと止まるかどうか)は,あまり使い込んでいないのでなんともいえませんが,使い始めの感触としては及第点でしょうか.


余談ですが,「スーッと動いてピタッと止まる」のはポインティングデバイスとしては当たり前かもしれませんが,球を転がすトラックボールはこれが難しいようです.トラックボールで止まっている玉を動かそうとすると「スッ,スー」という感覚があります.これは高校物理で習うように静止摩擦係数が動摩擦係数よりも大きいので,動かしはじめにより大きな力が必要なために起きる感覚です.これがひどいと,ポインタを止めた後に微調整をする動作でイライラしてしまいます.トラックボールを試してみて馴染めなかった人はこれが主な原因だと思います.特に光学式になって玉を支える部分が固定されてからはこの辺は悪化したかもしれません.あと,トラックボールはしばらく慣らし運転をしないと本来の性能を発揮しない(気がする)ので,マウスを使い慣れた人が新品を買ってきて試すとガッカリするんじゃないかと思ってます(皮脂がなじむのか,単に人のほうが慣れてるだけなのか分かりませんが,しばらく使っているとすべりが良くなる気がします).


うわ,余談のがなげぇ.結論としては7000円なら入門用にしばらく使ってみてもいい製品なんじゃないでしょうか.
あと個人的にマウスをはじめて使うような初心者にはまずトラックボールを使ってもらうのが良いと思っているので,この価格で大玉のトラックボールがあるのは意義があるんじゃないでしょうか.
親にパソコンの使い方を教えたことのある人なら身に覚えがあると思いますが,初心者がパソコンの使い方でまず苦労するのがマウスの使い方です.カーソルが端っこに行ってしまったときにマウスを浮かして位置を修正する動作だとか,マウスを動かさずにクリックをする動作なんかは,初心者(特に年齢の高い人)にはハードルが高いようです.初心者にトラックボールを進めるのは,球は際限なく転がせるし,球から手を離してクリックできるので,比較的早く使えるようになるからです(My親で実証済).


以上,「MA-TB38のレビュー」改め「トラックボールのすすめ」でした. あれ?w