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日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く

日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く

日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く

経営者向けの本だと思うが,企業で企画や研究をしている人は読んでおいて損はないとおもう.日本の身近な事例がわかりやすい.本家の青い本の入門としてgood.

以下,自分用まとめ.読んでいないと意味分からないと思います.

  • ブルー・オーシャン戦略とは
    • 顧客価値を新たに創造し,新しい需要を創出することによって,競争のない市場を主体的に開拓する戦略
  • 想定されるリスク
    • サーチ:既存の枠組みにとらわれて,新たな事業機会を発見できない
    • プランニング:細かい数字にとらわれて,市場全体を見据えた整合性のある計画が立てられない
    • スケール:セグメントにとらわれて,ターゲットの市場規模が大きくならない
    • ビジネスモデル:顧客に評価され収益の上がるビジネスモデルに組み立てられない
    • 組織:無関心・抵抗により新しい戦略に動員できない
    • マネジメント:メンバの士気が上がらず,必要とされる行動が自主的に行われない
  • バリュー・イノベーション:コストを押し下げながら,買い手にとってのバリューを向上
    • Step1 覚醒:現状を確認する
      • 戦略キャンバス
        • 既存の業界において製品・サービスを評価するファクタ毎に,顧客の受ける価値のレベルをプロットすることによりバリューカーブを描く.
      • チェック
        • 資源のフォーカスが明確である(Focus)
        • 差異の明確な独自性(Divergence)
        • 極めの一言で市場に訴えかけられる(Compelling Tagline)
    • Step2 現地探索:新市場の方向性を見つけ出す
      • 6つのパス
        • オルタナティブを広く見渡す
        • 業界内の他の戦略グループに学ぶ
        • チェーン・オブ・バイヤーズ(利用者,購入者,影響者)に目を向ける
        • 併用される補完財や補完サービスを見渡す
        • 機能と感性のどちらでアピールするかを切り替える
        • 将来を見通す
      • ノンカスタマーを市場から遠ざけている理由を探す
        • ノンカスタマーの分類
          • 第1層:現在は顧客だがすぐに遠ざかる
          • 第2層:自分のニーズを検討した上で遠ざかることを決めた
          • 第3層:市場から距離があり使用を検討したこともない
    • Step3 戦略の見本市:戦略案を検討する
      • 考える順序
        1. 買い手にとっての比類ないユーティリティ
        2. マスのとれる価格
        3. 収益のとれるコスト
        4. 導入
      • フォー・アクション・フレームワーク(ERRCグリッド)
        • 除去するファクタ(Eliminate)
        • 大きく減少するファクタ(Reduce)
        • 大きく増加するファクタ(Raise)
        • 新たに創造するファクタ(Create)
      • バイヤー・ユーティリティマップ
        • バイヤー・エクスペリエンス・サイクル
          • 購入 → デリバリー → 使用 → 併用 → メンテナンス → 廃棄
        • ユーティリティ・レバー
          • 買い手の生産性,シンプルさ,利便性,リスク,楽しさや好ましいイメージ,環境への優しさ
    • Step4 コミュニケーション:新戦略を社内に浸透させる
      • 誰にでも分かりやすいビジュアル作成
  • ティッピング・ポイント・リーダーシップ
  • フェア・プロセス
    • 関与,説明,明快な期待内容