発がんリスク 「被曝牛乳1年飲み続ける=タバコを1ヵ月に1本吸う」?
【2011-04-24追記】ティルさんの気まぐれ日記 Season IIにて、間違いを指摘頂いてます。 タイトルや内容はそのまま残しておきますが、下記をご覧になるようよろしくお願いいたします。今回の牛乳1年飲み続ける≒タバコを1年間毎日1本吸う 今回のホウレン草1年食べ続ける≒ほうれん草だけが放射能を含んでいるなら タバコを1年間3日に1本吸う 放射能汚染ミルク喫煙のリスクと比較しているサイトを検証また、「最大の9本にあわせるのはまずいと思います」というご指摘についてもそのとおりですね。 主観的な前提を基準にして最悪ケースを取ってしまいました。 タバコと放射線とで一方を危険とする立場で評価してはいけませんね。反省。
牛乳とホウレン草から暫定基準値を超える放射線量が検出されたとのニュースが話題になっている。枝野官房長官によると、「1年間食べ続けると、牛乳はCTスキャン1回分、ホウレン草は5分の1回分」の放射線量なんだそうだ。
一般人からすると、良く分からないものを良く分からないもので例えられても、どれぐらいリスクが高いのかさっぱり分からない。
とりあえず、CTスキャンで受ける放射線量がどれくらいなのか、ググってみた。
頭部:2.4mSv
放射線の検査で受ける線量
胸部:9.1mSv
腹部:12.9mSv
骨盤部:10.5mSv
一番高い腹部CTで12.9mSvの被曝量みたいだ。ニュースでよく例に出る年間の被曝量が、どれくらいかもググってみた。
〜(前略)〜 日本では年間約1.1ミリシーベルト(平均値,ラドンを除く)です。 〜(中略)〜 その他に、日本人は医療で年間約2.3ミリシーベルト(平均値)を受けています。
身の回りの放射線ってどんなものがあるの?
合わせると年間で日本人は平均3.4mSv被曝しているようだ。
今回の牛乳が年間12.9mSv、ホウレン草が年間2.6mSvという計算になるから、これなら安心だね。って、なるかっ!
このシーベルトという単位がまた良く分からない。この単位を持ち出したのがそもそもの間違いだったんじゃないだろうか・・・。
とりあえず、最近目の敵にされているタバコとリスク比較したものがないかググってみたらあった。
一日1〜9本喫煙 = 3.4Sv(発がんリスクのみを対象)
放射線リスクのワンポイント・ヒント
発がんリスクだけを比較した場合、タバコを一日9本吸うと放射線3,400mSvの被曝と同等だそうだ。
ということは、タバコを1日9本(年間3285本)吸うことは、今回の牛乳を1年間飲むことの260倍リスクが高いということ? ホウレン草だと1300倍になる・・・。
つまり、
今回の牛乳1年飲み続ける=タバコを1ヵ月に1本吸う 今回のホウレン草1年食べ続ける=タバコを5ヵ月に1本吸う
という計算になる。
個人的には、この表現の方が断然わかりやすいけど、果たしてこの認識は正しいのだろうか・・・。
追伸:ちなみに、今回、個人的にショックだったのは、ニュースでミリとマイクロの説明がわざわざ必要であるということ。日本大丈夫か?