kmzwのブログ

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両親にiPadはどうだろう?

iPadの発売日が発表された.アメリカでは4月3日,その他の国では4月末だそうだ.

米国でのiPadの発売日が、4月3日に決まりました!
米国を除くその他の地域では、4月末に全てのモデルがいっせい発売されるようです。
追記:日本では4月末に発売されます。

http://www.gizmodo.jp/2010/03/ipad_15.html

当初の発表通りだ.もっと早く出るみたいな話も聞いたけど嘘ソースだったか.

 それはさておき,iPadを親にプレゼントしようとしている人が結構いて,びっくりしている.発表直後に親に買おうかなと一緒に話してた自分とその友人.いつだったか覚えてないけど長電話した同期.先週久々に会った別部署の先輩.昨日打ち合わせた知財担当の方.とりあえず5人だけどw
で,試しに「iPad 親」でググったところ,「親に買ってもらう」より「親に買ってあげる」話題のほうが多いようだ.

 多分みんな,パソコンを特定の使い方しかしない親の様子を見ているから,親にプレゼントしてみるかと思ったのだろう.私の両親がパソコンを使うのは,WEBブラウザでニュースみる,メールみる,電車の乗換検索する,デジカメの写真を管理するぐらいだ.限定された用途であれば,自由度が高すぎてとっつきにくいパソコンよりも,特定の用途に特化したアプリを,直感的に使えるiPadのほうが向いているんじゃないかと感じた.


 実際どうなんだろうか.それじゃ,パソコンの利用目的調査を探してみよう!ということで,新しめの調査をピックアップ↓.

9割以上の人は「メール」「ウェブサイト閲覧」と回答していた。いずれも「パソコンそのもの」としてよりは、「インターネットへの窓口」としての使い方といえる。

パソコンに今やネットは欠かせない 利用目的多くはネットで - ガベージニュース

ざっくりみると,コミュニケーション系(メール,ブログ,SNS,スカイプ,チャットw)と,資産管理系(ショッピング,オークション,バンキング,トレード,家計簿),コンテンツ系(画像・音楽・映像の閲覧・管理・編集,ゲーム),資料作成系(文書,表計算,はがき,住所録)の4つと,ウェブサイト閲覧による情報収集が,主な利用目的としてあり得るようだ.


 次にiPadと被るといわれているネットブックの調査を探した↓.

利用用途については、「ミニノートPC」は『インターネット検索』(89%)、『メール』(61%)、『ネットショッピング/オークション』(42%)が上位3項目。 『パソコンデータの持ち出し』以降の項目では、すべて40%以下となっており、「ノートPC」「デスクトップPC」と比較して、使用用途は集中している模様。
『パソコンデータの持ち出し』(36%)、『スケジュール・アドレス・連絡先管理』(27%)の項目では「ノートPC」「デスクトップPC」よりも値が高い。

http://www.yahoo-vi.co.jp/research/081105.html

2年くらい前の調査を発見.うん,iPadで全く問題なさそうだ.利用目的のグラフに並んでいる項目を見ると,iPadで苦しいのは「Word・Excelなどを使った資料作成」くらいか.


 最後に高齢者の利用状況に関する調査を探した↓.(ところでこの調査,「パソコン所有者」を対象として「コンピュータ・リテラシー」について調査してるけど大丈夫だろうか.「Q.ウェブブラウザや電子メールが自由に使える。」って,WEB調査に協力してる時点でこの質問意味ないような・・・)

「ウェブブラウザ」の使用は比較的低く、むしろインターネットを介さずに使用する「ワープロ」や「年賀状・宛名作成」といったワープロソフトの使用が高くなっていることが分かる。

高齢者におけるパソコン・ネットの利用動向に関する調査 2008年12月16日|ニュースリリース | NTTデータ経営研究所

これは結構おもしろい結果だ.自宅ではむしろ高齢者のほうが「ワープロ」,「年賀状・宛名作成」を良く使う傾向がある.年賀状のための利用が高齢者で多いのは納得できるが,ワープロが多いのはなぜだろう.考察では以下のようにある.

60歳以上の高齢者は地域とのつながりを意識していることが分かるが、そのコミュニケーション手段としての「電子メール」、文章や手紙でのコミュニケーションを図る上で便利な「ワープロ」や「年賀状・宛名作成」といったソフトを使用している傾向が強く窺える。

高齢者におけるパソコン・ネットの利用動向に関する調査 2008年12月16日|ニュースリリース | NTTデータ経営研究所

要するに,会報やら回覧板やらの資料作成に使われているということだろうか.私の勝手な想像だが,現状パソコンを活用する高齢者の割合が低いため,活用できる人は地域のコミュニティで資料作成を担当しているのかもしれない.


 う〜ん,高齢者が結構「ワープロ」や「年賀状・宛名作成」にパソコンを利用しているというのは意外だった.iPadiPhoneには難しそうなアプリだけど,むしろ狙い目かもしれない.
 「ワープロ」なら文書作成というより,行事開催案内作成アプリとか,冠婚葬祭便り作成アプリとか,テンプレートの必要部分を埋めるだけで良いようなアプリにすれば,ウケるかも知れない.少なくとも私の親には,Wordのようにゼロからフォントやレイアウトを決めていくのは無理なので,目的にあった簡単アプリがあったら欲しがるだろうw
 「年賀状・宛名作成」は,自分の住所と名前入力してデザイン選ぶだけで,後は去年届いた年賀状を次々とカメラで撮ったら年賀状データが作成されて,Wifi経由で次々とプリンタから印刷されるとかできないかな.むしろ自分がほしい・・・.印刷と投函もやってくれるサービスとセットだと更に良いw(プライバシーだとか,出す意味あるのか,などという意見はキコエナイ.ちなみに私は年賀状手書きです)


 妄想はこれくらいにしておいて,日本では4月末に発売らしいので,とりあえず5月8日の母の日にiPadを渡して,様子を見てみようと思います.